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ハリネズミってどんな動物?特徴とカラーをご紹介!

  ハリネズミってどんな動物?

ハリネズミは食虫目ハリネズミ科ハリネズミ亜科に属する動物で、ネズミの仲間だと思われがちですが、モグラやテンレックと同じ仲間です。

日本で最もポピュラーなハリネズミがヨツユビハリネズミです。
現在日本のペットショップで唯一飼える種類になります。

また、2005年の外来生物法の規制により未判定外来生物となったオオミミハリネズミは、いくつもの許可申請を突破すれば輸入することが可能です。

ただし、必要書類の準備、届け出の提出後、判断が下るまでに最長6ヵ月を要します。


参考画像:オオミミハリネズミ

  ハリネズミの習性

ハリネズミは夜行性で単独生活を好みます。

基本的に臆病な性格で警戒心も強いです。いきなり触ろうとしたり、ちょっとした物音で針を出し丸まってしまうこともしばしば。

ハリネズミの運動量

ハリネズミは視力が弱くぼんやりと見えている程度と言われています。

その代わり嗅覚と聴覚が優れており、匂いで人や物を判断します。

  ハリネズミの運動量

野生下のハリネズミは半径200~300mの縄張りを持っていると言われており、エサを探すため一晩に2~5kmの距離を走り回ります。

ずんぐりとした見かけによらず実は運動量の多い動物です。

  ハリネズミの不思議な行動”アンティング”

ハリネズミのする不思議な行動としてアンティングがあります。
”泡付け”、”唾液塗り”、”香油塗り”とも言われます。

アンティングは、知らないものや初めてのものに出会った時にそれを舐めたりかじったりして、口の中で泡状の唾液と混ぜ合わせ、背中やわき腹の針に塗り付けます。

首を後ろに捻り口から泡を出すので驚かれるかもしれませんが、病気や異常な行動ではないのでご安心ください。

「自身の体に周囲の物の匂いを付けることによって外敵から身を守っている。」や「自身が匂いに適応するため。」などと言われていますが、なぜこのような行動をするのかはっきり分かっていません。

  ハリネズミのエサ

野生下のハリネズミは雑食性です。

昆虫やミミズなどの無脊椎動物、爬虫類や両生類が主食です。
また、ネズミや鳥の雛、野菜に果物など様々なものを食べています。

  ヨツユビハリネズミの特徴

ヨツユビハリネズミは背中に約5,000本の針を持ち、名前の通り後ろ足の指が4本しかないことが特徴です。
カラーバリエーションも豊富で、別名”ピグミーヘッジホッグ”とも呼ばれます。

名称 : ヨツユビハリネズミ:ピグミーヘッジホッグ
体重 : 300~700g
大きさ: 14~21cm
寿命 : 飼育下・・・2~7年 野生下・・・2~3年

  ヨツユビハリネズミのカラーバリエーション

ハリネズミのカラーはバンド(針の色)、皮膚の色、目の色で判断します。

バリエーションはとても豊富で国際ハリネズミ協会で定められているもので92種類あると言われています。

その中でも代表的なカラーをいくつかご紹介します。

詳しいカラーガイドは国際ハリネズミ協会の「カラーガイド」をご参照ください。

スタンダード(ソルト&ペッパー)

自然界に生息するノーマルカラーです。
「ソルト&ペッパー」の呼び名で知られていますが、実際の「ソルト&ペッパー」は希少カラーとなっており、流通している大半は「チョコレート」か「グレー」カラーです。

シナモン

棘は白く明るめのシナモンブラウンという薄茶色で縁とられたバンドです。
鼻はピンクと茶色の中間の色です。

ブラウン

シナモンと似ていますが、シナモンよりも濃い色となっています。
棘は白く明るいオークブラウンで縁とられたバンドです。

パイド

白い針がまだらに生えたツートンカラーが特徴です。
ベースのカラーによって「〇〇パイド」と呼びます。

アルビノ

体の色素が無く、全体が白くピンクの鼻に赤い目が特徴です。

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